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刑事裁判その1

裁判官

平成19年の春、それは信号機のある交差点での、車同士の衝突事故でした。
どちらかの車の信号無視である事は、間違いありません。
そしてどちらも相手が信号無視したと、思い込んでいるという事故でした。
双方の車は大破、相手は軽い怪我、私の契約者は救急車で搬送され、そのまま入院。
事故の報告は翌日になってから、息子さんからの電話で聞いたのでした。
事故の概要を説明した後、【うちの母が信号無視したと警察から言われたが、母は絶対に信号は青だったと言っている。】
私の、『警察は何故お母さんが赤だと、断言しているんですか』に対し、【目撃者がいると言われた】ムムム

事故から8日後、契約者の退院を待って、現場検証が行われた。
立ち会った私に、一人の警察官が目撃情報を教えてくれた。
「実は目撃者がいるのだ、その人は立ち仕事をしていて、大きな音を聞き事故だと思い隣の部屋に行った、仕事をしていた部屋からは外は見えないからだ、そして交差点の方を見たら信号機が見えた、相手側が青だった、そして窓に近づき戸を開けたら衝突している2台の車が見えた、初めに信号機を見たのは、そこの窓からは高い所しか見えない為だ、自分も(警察官)実験してみたが、信号を見るまでは3秒、多くても4秒しかかからない」
というものだった。

この事故は9ヶ月も経ってから、業務上過失傷害で私の契約者が起訴されましたが、否認のままの起訴でしたので、本裁判になったのでした。
証人・相手運転手・警察官・被告人それぞれの尋問が終わるまで約2ヶ月経過し、全ての証人尋問が終わったところで、裁判官が今後の日程について打ち合わせたいと言い、検察官に向かい、最大の争点は目撃者が音を聞いてから信号を見るまで何秒経過していたかだ。
6秒過ぎたら証拠にはならないことは解りますよね、それに時間の計り方に疑問が残ります、音を聞いてから直ぐ隣の部屋へ向かったと言うけれど、大きな音を聞いたら普通一瞬体が固まりませんか、この目撃者はスタートラインの選手のようにピストルの音を待っていたかのように動いたというのも不自然です。
次回は、その辺の所をきちんと立証して下さい、それが出来ない限り、後は解りますね。
そして自分(裁判官)は多分異動になると思うので、3月中に判決します。といって検察官・弁護士と協議し、判決言い渡しの日を、3月31日と決めたのでした。
                      刑事裁判その2

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