200万円の対物保険2
☆最初から☆
調停開始
交通事故の事は良く分からないから、という建設会社社長の希望が認められ、私も調停に同席出来ることになった。
1回目の調停
調停の順番は、物流会社との損害賠償を先に、保険会社との求償金は後にする事を合意した上で始まった。
加害者・建設会社
①代車料と営業損害は、重複請求になり不当である、修理に6カ月も掛ったのか疑問。
②会社の直前2期分の決算書類を提出し、分割払いでなければ支払えない事を説明。
被害者・物流会社代理人
①重複請求である事は認める、営業損害の方は取り下げる。
また代車料の期間も相当な期間を調べ、再度計算する。
②分割払いについては、持ち帰り検討したい、2回か3回の分割が限度。
③保険料がいくら高くなるかについては、保険会社に試算を頼んでいる、待って欲しい。
2回目の調停
被害者・物流会社代理人
①代車料は月23万円で4カ月が相当。計92万円で良い。
②分割払いには応じられない、利益こそ少ないが、大手上場建設会社の1次下請けをしている、その売掛工事代金を差し押さえする事も出来る。
③保険料の試算は、今回間に合わなかった、次回まで待って欲しい。
加害者・建設会社
①代車料の減額については、感謝して受け入れたい。
②売掛代金を差し押さえられたら、倒産してしまう。従業員の生活もある、
2回払いではどうか。
③保険料の差額を払う事は、約束だから支払う。
3回目の調停
被害者・物流会社代理人
①分割払いは認められない。
②保険料の差額は390万円となる、保険会社の試算書を提出。
加害者・建設会社
保険料差額390万円を聞いて、かなり動揺。720万円の保険を使って390
万円保険料が上がる、フリート料率の仕組みを知らずに、差額を負担する約束をしてし
まったのだ
①代車料と保険料差額、計510万円の一括払いは無理だ。
今現在、金融機関と交渉しているが、どこも融資に応じてくれない。
分割が無理なら、支払い期限を2カ月先にして貰えないか。
2回目の調停で、代車費用・営業損害780万円を92万円に下げて貰ったのもつかの間、3回目の調停は想定外の保険料差と、厳しい支払い条件への方向転換に、改めて経営危機を感じざるを得なかった。
次回以降の交渉は、額ではなく、支払い条件になるだろう
☆ 続く☆
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交通事故の事は良く分からないから、という建設会社社長の希望が認められ、私も調停に同席出来ることになった。
1回目の調停
調停の順番は、物流会社との損害賠償を先に、保険会社との求償金は後にする事を合意した上で始まった。
加害者・建設会社
①代車料と営業損害は、重複請求になり不当である、修理に6カ月も掛ったのか疑問。
②会社の直前2期分の決算書類を提出し、分割払いでなければ支払えない事を説明。
被害者・物流会社代理人
①重複請求である事は認める、営業損害の方は取り下げる。
また代車料の期間も相当な期間を調べ、再度計算する。
②分割払いについては、持ち帰り検討したい、2回か3回の分割が限度。
③保険料がいくら高くなるかについては、保険会社に試算を頼んでいる、待って欲しい。
2回目の調停
被害者・物流会社代理人
①代車料は月23万円で4カ月が相当。計92万円で良い。
②分割払いには応じられない、利益こそ少ないが、大手上場建設会社の1次下請けをしている、その売掛工事代金を差し押さえする事も出来る。
③保険料の試算は、今回間に合わなかった、次回まで待って欲しい。
加害者・建設会社
①代車料の減額については、感謝して受け入れたい。
②売掛代金を差し押さえられたら、倒産してしまう。従業員の生活もある、
2回払いではどうか。
③保険料の差額を払う事は、約束だから支払う。
3回目の調停
被害者・物流会社代理人
①分割払いは認められない。
②保険料の差額は390万円となる、保険会社の試算書を提出。
加害者・建設会社
保険料差額390万円を聞いて、かなり動揺。720万円の保険を使って390
万円保険料が上がる、フリート料率の仕組みを知らずに、差額を負担する約束をしてし
まったのだ
①代車料と保険料差額、計510万円の一括払いは無理だ。
今現在、金融機関と交渉しているが、どこも融資に応じてくれない。
分割が無理なら、支払い期限を2カ月先にして貰えないか。
2回目の調停で、代車費用・営業損害780万円を92万円に下げて貰ったのもつかの間、3回目の調停は想定外の保険料差と、厳しい支払い条件への方向転換に、改めて経営危機を感じざるを得なかった。
次回以降の交渉は、額ではなく、支払い条件になるだろう
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