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記名被保険者

主に運転する人

2007年5月保険会社は突如、記名被保険者の定義の明確化と題し、【記名被保険者とは主にその車を運転する人】という定義に加え、【車検証上の所有者又は使用者も記名被保険者となれる】と、異例の社内メールで追加規定したのでした。

その頃は、免許の色とか、使用目的によって保険料に差をつけるという、リスクの細分化が定着した頃でした。
一方で保険金不払いが社会問題になり、金融庁から厳しく、契約内容確認の徹底を、指導されていた頃でもあります。

私たちプロ代理店は当然、車ごとに主に運転する人は誰か、その使用目的は何かを実態に即して判断し、記名被保険者を定めていました。

ところが、ある販売チャネルでは、恐ろしい脱法行為をしていた事が、契約内容確認で判明したのです。

父親名義で車を買い、遠く離れた大学生の子供(20歳前後)に車を持たせ、常時使用させているにも関わらず、記名被保険者は父親・年齢条件は35歳以上の保険を掛けていた契約が大量に判明したのです。
(別居の未婚の子は、年齢条件は問われないという規定を、悪用していたのです)

当然、契約内容確認で、主に運転する人は誰ですかの問いに、正しく答える事が出来なくなりました
本来であれば、契約の是正措置をし、保険料の追加徴収をするべきなのですが、脱法行為軍団は力にものを言わせ、逆に規定の追認をさせたというのが実情のようです。

保険職人は会社の指導に従い、主に運転する人が記名被保険者であるとして、子供の年齢で保険料を取っていた。
それは間違いだったのか、契約是正措置で保険料を返すのかと当時の支社長に詰め寄ったが、支社長ではどうにもならなかった。

脱法軍団の圧力に屈した、思い出したくもない昔の、保険会社の恥部である。
実際、社員もかなり動揺し、その事で会社不信や、意欲喪失した社員も多かったと聞いている。
しかし時が経ち、それらは風化してきた。

ところが、ここへ来てまた、記名被保険者を誰にするかで、保険料に差が出る新たな制度が追加されようとしている。
ニュースで知っている通り、高齢者へ対する保険料値上げの問題です。
忌まわしい、あの記名被保険者との問題に、またしても向き合わなければなりません。

今度は【契約者にとって、最も有利な契約条件を、説明しなければならない】という、さらに進化したコンプライアンス呪縛の中で。

実は保険職人、あの定義の改訂があった後も、主に運転する人を記名被保険者として、扱い続けてきました。
今、高齢者の保険料値上げをひかえ、さてどうしようか、悩むところです。

    続く


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