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隠ぺい体質は誰が創ったか

隠ぺい体質は誰が作った

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保険は、目に見えず、味も匂いもなく、破損する事もなく、腐る事もない。
欠陥は表面に出てくる事は、まずないという世界である。
隠ぺい体質の増殖には、この上ない環境である。
さらに個人情報保護を盾に、一切の取材に応じない戦略も、追い風になっている。
この環境の中で、ますます隠ぺい体質を増殖させ、防御壁を厚く、強力にしている。

マスコミも、監督官庁も、この厚い壁に慄き、手出ししようとはしない。
悔しいが、怪物君の一人勝ちである。
わが世を謳歌している。

お客様本位とおだてられ、守って貰えると契約した結果が、告知違反、解除。
裁判に打って出て、10秒間の通話記録を出させても、代理店は説明不足を問われることなく、死んだ契約者の一方的な告知違反。
隠ぺい体質の壁の前に、どこからも援護射撃はない、孤軍奮闘である。
こんな事で、いいわけがない。

隠ぺい体質を突き破る術はないのか。
あまりにも大きな要塞に、武器を持たずして、どのように切り込むのか、
弱腰のマスコミや監督官庁に、どのようにして、動く勇気を思い出して貰うのか。
簡単には、答えは出ない。

でもその要塞を突き破り、風通しを良くしない事には、怪物君を懲らしめる事は出来ない。
今自分がその立場に置かれていない、という逃げの考えが、怪物君を喜ばせている事だけは、間違いない。

隠ぺい体質を作っているのは、保険会社・マスコミ・監督官庁だけではない。
社会全体で作った、忌まわしい共同制作物なのだ。

共同制作物であれば、共同で作り変えるしかない。
少しでも地道に、言い続けるしかない。

 
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ご返信コメントの御礼

ご返信のコメントありがとうございました。

>保険は、目に見えず、味も匂いもなく、破損する事もなく、腐る事もない。
>欠陥は表面に出てくる事は、まずないという世界である。

→仰る通りだと思います。

(損保では)被害者救済・実損填補等、公共性が高い仕事でありながら、直接は人の命や安全に関わっていない(事故や疾病等では予防の情宣とアドバイスが限界)ということで、(特に本社本店は)やりたい放題の感もあります。

「お客様本位」を全くの嘘とは言いませんが、結局は(保険会社本位と言うより)本社本店本位なので、現地現物主義とは言いつつも、最後は個々の契約者・代理店・地域営業課支社・地域損害サービス課を切り捨ててでも、本丸(本社本店、と言うより最近はホールディングスか…)を守りきるつもりなのでしょう。

記事は無印~5まで読ませて頂き、柳原さんのブログも少しのぞいて見ました。
保険職人さんはお怒りになるかも知れませんが、これを見るだけでは「絶対応援する!」とまでは言えません。
時間が空いた時に、本を買ってみようと思います。
アマゾンは嫌いで、田舎で書店も遠いため、今日すぐとは言えませんが…

先程のコメントの訂正

誤:(事故や疾病等では予防の情宣とアドバイスが限界)
正:(事故や疾病等の予防では情宣とアドバイスが限界)

誤:言えません。時間が空いた時に、
正:言えません。まずは詳細を見たいので、時間が空いた時に、

No title

是非読んでみて下さい。
これを読んだ社員がショックを受けていました。
そのショックの後に、ではどうすればいいのか。
その事が一番大事と思います。

No title

本を買いました。6店目でやっと見つけました。
思ったより詳しく載っていなかったのは残念ですが、概要だけは大体わかりました。
確かに、A社の不誠実さ、何より"嘘"の多さには腹立ちます。

他社(例えばT社)なら、遡って前契約の異動と新契訂正をした時点で、契約者側の落ち度があった可能性の高さを認識しつつも、有責にする(支払う)こと自体は腹をくくると思いますが…。

代理店の契約確認(異動処理?)に落ち度があれば、その部分だけ代理店のせいにして、手数料をカットすれば良いと思います。
"無断・勝手契約"でなくても、"了解不十分契約"にあたる可能性は高いと思います。

電話募集なので"代印・代筆"ではありませんから、代理店も直ちに"クビ"にまではならないと思います。
むしろ代理店が訴えられ、賠償を命じる判決が出ると、代協の"代理店賠責"にでも入っていない限り、破産することもありえますから。

個人的な感想ですが、正直、このまま控訴・上告しても、勝ち目は薄いと思います。
保険法が改正され、"告知義務"が"質問応答義務"に変わるそうですが、過去に遡って適用される訳ではありません。

(無知な?)裁判官の心象としては、「シルビアやRX-7なんかに乗って、自爆で死んで、他人にも重度後遺障害や大怪我を負わせ(交通事故では"加害者"。生きていれば刑事責任も問われる)、保険契約上の申告や手続きも怠った(可能性が高い)。それを"手続きミス"をA社は認め、遺族は1000万円を貰えるのだから、この辺で我慢しなさい」ということなのでしょう。

個人の勝手な発想で恐縮で、またこれをやれば勝てると約束するものではありませんが、次の①~③の方法くらいしか考えつきません。

①代理店を(も)訴える(既に訴えていれば失礼)

②消費者問題に詳しい弁護士に依頼し、民法・保険法・保険業法・金融商品販売法・消費者契約法等に照らし、A社を刑事告訴する。同時に慰謝料でなく、被害者にも十分な賠償をする為の"保険契約の復活"を求める。

③及川氏は"交通事故の被害者"ではない。交通事故の被害者は対人保険会社に直接賠償請求できるので、重度後遺障害を負った三浦氏に原告になってもらい、加害保険会社のA社を訴える。

想像ですが、この事故の死傷者の皆様と、その配偶者・同居の親族の皆様には、当時有効な契約で「人身傷害」や「弁護士費用」の付帯はなかったのでしょうか?。

また、運転者・所有者である及川氏以外の受傷者の方は、被害者請求や加害者請求により、まず自賠責から支払われるものは全て請求・受取されたのでしょうか?。

No title

代理店も酷いですが、ある意味可哀想とも思います。
1年間手数料30%カットと反省文の提出で、きちんと支払われれば御の字だと思います。
T社は代理店には厳しいですが(最近他社は同等かそれ以上に厳しいかも)、お客様には(他社に比べれば)まずまず紳士的だと思います。
今回のケースは別として、正直、お客様に訴えられるのは嫌ですよね(幸い経験なく店主を終えられそう)。

No title

契約者は、軽微な車両単独事故等では、翌年度以降の値上がりを考えて、損得で保険を請求する/しないを選択することができます。

しかし保険会社には損得での選択権は無く、契約者が損得でどう請求判断しようが、赤字にならず儲け過ぎずの料率を設定しなければなりません。

恐らくA社は、今回の慰謝料の件は、死傷者が多く支払額が嵩む為、"慰謝料"1000万円を払って渋々納得させた方が"得"だという判断をしたのでしょう。

少額の支払は疑わしいケースでも比較的簡単に払い(その方が楽でコストも掛からない)、高額の支払は少しでも難癖をつけて払い渋る、という魂胆が見えます。

もし同乗者が居らず死傷者が及川氏1人なら、A社はきちんと支払うか、或いはもっと少ない慰謝料を提示したことでしょう。

好意同乗なので、無関係の歩行者等を死傷させてしまった場合に比べ、任意保険での賠償金額は減額される筈です。

先程の話と矛盾しますが(怒らないで下さいね)、A社も裁判を続けるより、今後の争訟費用がなくなるのと、好意同乗の減額と、代理店手数料のカットと、世間の評判が上向く事で、多少は"元が取れる"筈です。

被害者救済と消費者(利用者)保護の為にも、A社には賢明な判断を期待したいところですが…。

No title

i-mondさんコメントありがとうございます。
その都度返事を出来ず、申し訳ありません。
A社は訴訟を早く終わらせた方が、結果的には損失が小さい。
その判断が出来るかどうかは、まさに消費者、社会全般がともに
考える事からしか、始まらないのだと思います。
トヨタは大きな代償を払う事になりましたが、日本社会がもっと早くトヨタに対し、お客様本位に立ち返る事を、要求したなら(それは文化)、トヨタは世界であそこまで叩かれる事はなかっただろうと思うのです。ともあれ今はトヨタの原点回帰を願いつつ、いつか本当に世界のトヨタになる事を願うだけです。
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hokensyokunin

Author:hokensyokunin
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趣味:長距離ドライブ・トレッキング

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