量から質へ、そして今
量から質へ、そして今
何年か前、保険業界は保険金不払い問題で社会の信頼を失い、深く反省し信頼回復を誓った。
各社それぞれの手法で、お客様本位を掲げ、業界を上げて大合唱してきた。
数字を追う事だけに、血道を上げてきたことへの反省だった。
TN社は、他の保険会社グループの再編により、業界第1位の座から陥落する事が決まっても、【当社は今、量より質を目指す】とトップが言い放った。
まだまだTN社、捨てたものではないと、保険職人も思った。
コンプライアンスの徹底・品質の向上・お客様本位、その事で一定の向上はあったが、私に言わせるなら、【玄関先は綺麗になったが、家全体はこれからだ】という段階だ。
未だ道半ばという段階で、今また質から量へと、舵が切り返されたようだ。
まだ早すぎる、2年かそこらで、どう変わったというのか。
これまで長い間、量が全ての文化を創ってきて、たった2年で創り直しが終わったというのだろうか。
確かに契約是正に全力で取り組み、数値目標を掲げる事は憚られるような苦しい中、体力の消耗も激しいとは思う。
そこは理解できるが、今はまだ早すぎる。
まだ質の向上は、文化の域にまでなっていない。
まだ体に染み付いていないのだ。
今は未だ、【獲ってなんぼの世界】の体臭が、体から抜け切っていない。
アッと言う間に、元の木阿弥になる不安を感ずる。
いろんな競争が待ち受けている今だからこそ、見せ掛けではない、本当のお客様本位を身につけ、生き残りを賭けた戦いに挑まなければならない筈なのに。
質の向上が、結果的に量の拡大に繋がる事を、信ずることが出来ないのか。
これまでの取り組みが、勿体ない、水の泡に帰すことが無ければよいが。
だから保険職人、まだ頑張るしかない。
応援クリックよろしく

何年か前、保険業界は保険金不払い問題で社会の信頼を失い、深く反省し信頼回復を誓った。
各社それぞれの手法で、お客様本位を掲げ、業界を上げて大合唱してきた。
数字を追う事だけに、血道を上げてきたことへの反省だった。
TN社は、他の保険会社グループの再編により、業界第1位の座から陥落する事が決まっても、【当社は今、量より質を目指す】とトップが言い放った。
まだまだTN社、捨てたものではないと、保険職人も思った。
コンプライアンスの徹底・品質の向上・お客様本位、その事で一定の向上はあったが、私に言わせるなら、【玄関先は綺麗になったが、家全体はこれからだ】という段階だ。
未だ道半ばという段階で、今また質から量へと、舵が切り返されたようだ。
まだ早すぎる、2年かそこらで、どう変わったというのか。
これまで長い間、量が全ての文化を創ってきて、たった2年で創り直しが終わったというのだろうか。
確かに契約是正に全力で取り組み、数値目標を掲げる事は憚られるような苦しい中、体力の消耗も激しいとは思う。
そこは理解できるが、今はまだ早すぎる。
まだ質の向上は、文化の域にまでなっていない。
まだ体に染み付いていないのだ。
今は未だ、【獲ってなんぼの世界】の体臭が、体から抜け切っていない。
アッと言う間に、元の木阿弥になる不安を感ずる。
いろんな競争が待ち受けている今だからこそ、見せ掛けではない、本当のお客様本位を身につけ、生き残りを賭けた戦いに挑まなければならない筈なのに。
質の向上が、結果的に量の拡大に繋がる事を、信ずることが出来ないのか。
これまでの取り組みが、勿体ない、水の泡に帰すことが無ければよいが。
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