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飲酒運転

飲酒運転

飲酒運転の厳罰化が、地方の飲み屋をつぶした。

元経済企画庁長官・堺屋太一の週間朝日の記事が、飲酒運転撲滅を唱えている人達のひんしゅくを買っている。
主張は、飲酒運転の基準が、改正前は呼気1ℓ中のアルコール量0.25mg以上だったのを、0.15mg以上に厳しくしたせいで、飲み屋がつぶれ、経済が悪化した。
世界的には0.4 mg以上ぐらいが普通だから、その辺まで緩和しろという事みたいだ。

私は仕事柄、飲酒事故の現場に出くわす事もある、傍から見て明らかに飲酒がわかる程度でも、呼気アルコール検査で0.15 mg以下と判定される事も多い。
0.15 mg以上という基準は、むしろ甘すぎるという感じさえ持っているくらいだ。
社会全体が飲酒運転の撲滅を叫んでいる時、こんな著名な学者が、いくら経済のためとは言え、交通事故被害者の感情を逆撫でするような規制緩和の主張は、暴論と言われて当然である。

経済界・政界のお偉方は、規制緩和が好きだ。
規制がこの世の悪の根源であり、緩和する事で経済が活性化すると言う。
しかし何故規制が必要だったのかを考えようとはしない。
経済はよくなるかも知れないが、その裏でどんな犠牲が生まれているか、考えようともしない。
経済の窓からしか、社会を見ようとしない。

アメリカのブッシュ大統領も、経済発展が損なわれ国益に反するとして、京都議定書に背を向けた。

日本の経済界のお偉方は、世界経済に勝つためと言い、労働者派遣法を作り、人を奴隷のように使おうとする。

堺屋太一は経済活性化のために、飲酒運転の規制を緩和しろと言う。

守銭奴たちは、世の回転を大きく逆回転させようとしているようだ。

規制緩和を合唱する、守銭奴たちの魂が見えてくる。



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