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時差式信号

時差式信号機

事故が起きた交差点の信号機は、対向する一方を先に赤にして、その反対側を暫く青のままにする時差式の信号だった。
私の契約者は、そこが時差式信号であることは知らなかったようだ。

青色の段階で右折のため待機し、黄色に変わっても対向直進車があった為、その車の通過を待ってから右折を開始した、信号は赤色に変わったくらいのタイミングであった。
黄色に変わった時点での直進車との距離から、その衝突した2台目の直進車まで突っ込んでくるとは、思いもしなかったようである。
しかし、対向直進車の信号の色は、まだ青色だったのである。
その直進車は、対向右折車に対する注意義務は、全く考えてもいなかったようで、減速はしていなかったのである。

幸いに怪我はなかったし、私の契約者は車両保険も入っており、過失が大きいとはいえ、自己負担が出ないことは説明した。
自分のほうが右折であり、相手側は直進である事から、自分が不利な事は理解していた。
そして過失については、お任せしますという事だった。
ところが相手の保険代理店から電話があり、一方的に100-0主張をしてきた。
こっちは青で、そっちは赤だから、という主張のようで、けんか腰である。
信号無視の車との過失割合が、何故100―0かを全く理解していない。
困った代理店と思っていたらその翌日、今度は私の保険会社アジャスターから電話が入り、これは青と赤なんだから100-0でしょうと、これまた基本を判っていない、情けないアジャスターである。

事故はお互い様という基本的考えと、しかしながら信号機のある交差点で、赤色信号を無視して進入する車に対しては、その予測までする必要はない、だから結果100-0になるのである。
何故かを考える事もなく、青・赤だけで捉えると、このような馬鹿な事を言うことになる。
対向右折車に対しての注意義務があるのは当然の事である。

結局この事故は90-10で決着したが、本来は80-20でいいと思っている。
私の契約者が、譲歩してでも早めの解決を望んだためである。
このように、時差式信号の場合、過失割合の決め方は、保険関係者さえ意外と理解していないので、注意が必要です。

過失割合の問題以前に、この種の交差点は、当然のように事故が多い。
信号の管理者は、その改善策は急ぐべきと思う。
事実、この事故の少し後に、別の時差式信号で、死亡事故が起きた。
この事故と形態は同じであったが、過失割合は私の契約者は0、相手側を100で決めた。
何故かは、次の機会に・・・・。 時差式信号機その2


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十字路は右矢印が出る信号にしたらいいと思う。時差式はT字路だけ。

T字路でも

近くにT字路の時差式信号があり、良く通りますが、時差式の利点はごく小さい。(具体的には、国道12号線から江別市の大麻団地に入るためのJR大麻駅近くの信号)
札幌方面から江別方面に向かい、右折するとき、対面が赤になりこちらは青のままという信号です。
対面の交通量はまばらであることも多く、その際、前方から直進、あるいは左折する車は信号無視なのか青信号なのか赤で止まろうとするのかはにわかに判断できません。だから、どうするつもりかきっちり判断できるまで待っていることになります。そうすると、ややもすると、対向車が止まった時点ではこちらも赤になり、対向車が赤なのに、待っていた右折車がどんどん右折する機会がなくなり、時差式信号の利点はなくなります。明示的に右折可能を示されない右折車の判断遅れを招きます。もちろん、右折可能かどうかの判断ミスを誘発する状況でもあります。後ろで待っている右折車の煽りを受ける場合もあります。
時差式信号を設置している当局者は万死に値すると思います。でも、責任を取る気はないんだろうな。
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Author:hokensyokunin
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趣味:長距離ドライブ・トレッキング

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