徐行の速度は、摩擦係数で決まる。
徐行の速度は、摩擦係数で決まる。
道路交通法第2条1項20号で徐行とは、
【車両等が直ちに停止することができるような速度で進行する事をいう。】
と定められているだけで、具体的な数字は示されていない。
では、直ちに停止とは何メートルなのでしょうか?
この距離については、多数の判例からほぼ1メートル以内と いう数字が定着したといっていいでしょう。
では1メートルで停止できる速度とは、時速何キロメートルをいうのでしょう?
感覚的に、アイスバーンと乾燥アスファルト道路では、違う筈という事は解りますよね。
1メートルで停止できる速度は、次の式で計算できます。
V=√2αgS αは路面とタイヤの摩擦係数 gは重力加速度9.8 Sは距離(今回1m)
重力加速度は一定ですから、1mで止まる速度は、V=√α×√19.6となり、
√αに比例する ことが解ります。
アイスバーンの摩擦係数0.1 乾燥アスファルトの摩擦係数0.7
それぞれの条件で、1mで停まれる速度は
アイスバーンでは、時速約 5キロメートル
乾燥アスファルトでは、時速約 13.3キロメートル
このように徐行といっても、速度は路面によって違います.。
乾燥アスファルトでは、時速13キロメートルくらいでも徐行といえるのです。
徐行とは時速10キロメートル以内である、と言うのは間違いです。
この10キロメートル以内という数字が、保険会社や一部の裁判官の間で
いつの間にか、ひとり歩きしてしまったようです。
道路交通法第2条1項20号で徐行とは、
【車両等が直ちに停止することができるような速度で進行する事をいう。】
と定められているだけで、具体的な数字は示されていない。
では、直ちに停止とは何メートルなのでしょうか?
この距離については、多数の判例からほぼ1メートル以内と いう数字が定着したといっていいでしょう。
では1メートルで停止できる速度とは、時速何キロメートルをいうのでしょう?
感覚的に、アイスバーンと乾燥アスファルト道路では、違う筈という事は解りますよね。
1メートルで停止できる速度は、次の式で計算できます。
V=√2αgS αは路面とタイヤの摩擦係数 gは重力加速度9.8 Sは距離(今回1m)
重力加速度は一定ですから、1mで止まる速度は、V=√α×√19.6となり、
√αに比例する ことが解ります。
アイスバーンの摩擦係数0.1 乾燥アスファルトの摩擦係数0.7
それぞれの条件で、1mで停まれる速度は
アイスバーンでは、時速約 5キロメートル
乾燥アスファルトでは、時速約 13.3キロメートル
このように徐行といっても、速度は路面によって違います.。
乾燥アスファルトでは、時速13キロメートルくらいでも徐行といえるのです。
徐行とは時速10キロメートル以内である、と言うのは間違いです。
この10キロメートル以内という数字が、保険会社や一部の裁判官の間で
いつの間にか、ひとり歩きしてしまったようです。
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