カード・通販・代理店

カード・通販・代理店

アリコジャパンのカード情報漏えい事件で、カード決済の危険性が話題になっている。
捕らえ方には色々あるだろうが、私は比較的冷静な方かも知れない。
アリコの管理体制には問題があるが、一方でカード会社の管理能力には感心させられた。
ほとんど実害が出ないうちに、異常に気が付き支払いを止めたという、危機管理手法。
カード決済が多くなった現在、そのぐらいは当然といえば当然だが、少し安心した。
今後もさらに危機管理の手法を進化させ、安全を確保して欲しいと願うものです。

私等の保険代理店業界の一部で、カードは危ない・だから通販の保険は不安だ、やはり代理店を通じての保険契約が安心だと、一気にカードを悪者にする人もいる。
では現金は・口座振替はリスクがないのかというと、最終的には人間が介在する以上、必ずリスクは付きまとう。
瞬時に決済が終了するシステムは、今後益々需要が多くなると思うし、それが時代の流れである。
要は、安全性の確保を、さらに進化させる事である。
遅くない時期に、その新システムも開発されると思っている。

私たちプロ代理店にとって通販契約は、商売敵であることは確かだが、こういう失点を殊更大げさに騒ぎたて、優位性を保とうという手法は、自分の存在意味を高める事とは無縁である。
私等の取るべき戦法は、あくまでも正攻法であるべきだ。
通販の保険料と比べて、2～3割高いですが、こういう保険ですと、堂々と違いを見せればいいのだ。
それには、真のお客様本位・高いコンサルティング能力・安心のアフターフォローしかない。
敵の失点に乗ずる姑息な戦法でなく、さらに保険職人としての技を磨くべき時であり、いずれ私等がカード決済の主流になるかも知れません。

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