fc2ブログ

他車運転特約

他車運転特約
保険代理店Aさん 【参ったー、知らなかった、商品自動車には他車運転が効かない事を】
Aさんの契約者が、中古車を試乗中に事故を起こし、自分の保険を使おうとしたけれど、
使えないことが解ったということです。

私 『えっ、効くでしょう?商品自動車だろうが、レンタカーだろうが、自家用8車種に該当していたら』
【いや、レンタカーには効くけど、商品自動車には効かないんだよ】
えっ、本当ですか?私も知りませんでした。

私の契約者の事故では、レンタカーで保険を使ったことがありましたが、商品自動車での事故はなかったのです。
何故レンタカーには保険が効いて、商品自動車には保険が効かないのか、納得できないまま、Aさんと別れました。

事務所に戻った私は、約款の該当箇所を何度も読むうちに、
これは適用になるという自信に変わりました。
【他車運転特約を何度読み返しても、商品自動車を除外する、という語句はどこにもなかったのです。】

すぐAさんに電話をして、保険が適用になる可能性を伝え、あなたの会社の約款を見たいと伝えました。
今は保険会社ごとに約款が違うのです。

次の日Aさんの会社の約款を見ました。
間違いなく商品自動車のことは書かれていません。
『これは他車運転使えるよ、頑張って交渉して』とAさんに電話。

ところが、数日後のAさんからの電話、【交渉したけれど駄目だった。約款に書いていないことは認めたけれど、取扱規定に書いてあると言われた。】と頼りない結果報告でした。

『取扱規定とは、内部規定でしょう、内部規定は社員・代理店が守る規定であって、
契約者が守る規定ではないでしょう。そこらがポイントなんだから、頑張って』
と励ます一方で、どうやら保険会社も間違いに気がついたな、と私は確信を深めたのでした。

なぜなら、保険会社損害課社員の知識レベルは、なかなか高いもので、
こんな子供にも通用しないような、理屈を言うわけがありません。
気が付いたから、通りもしない屁理屈で逃げようとするのです。

保険は使えるという確信と同時に、もう一つの厭な予感もありました。
この無駄な抵抗はどこから来るのか、損害課社員の個人的資質の問題だけなのか、
あるいは会社ぐるみなのか。交渉の場に同席していない私には判断はつきません。

それから1ヵ月経っても事態は進展しません。
打開のためはこちら側から、ある機関に持ち込むという、揺さぶりを掛けてみました。
そして回答期限最終日に来た答えは、
【当社の解釈に誤りがあった、早急に支払い手続きを開始します、なお外部への持ち出しはご容赦頂きたい】というものでした。

Aさんは大満足ですし、自分の会社の事ですから、外部に持ち出す訳がありません。
でも私には、損害課社員の問題だったのか、会社ぐるみの不払いだったのか。
今でも疑念が残ったままです。今から半年前の、不払い問題が落ち着いてからの事件です。

          応援クリックよろしく             
     人気ブログランキング  にほんブログ村 その他生活ブログ 保険へ

スポンサーサイト



theme : 自動車保険
genre : 車・バイク

プロフィール

hokensyokunin

Author:hokensyokunin
性格:頑固・おせっかい・正義派
趣味:長距離ドライブ・トレッキング

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
ご連絡はこちらから
感想をお寄せ下さい

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード